2010/06/17

2010/6/17 発売の文庫と新書

日本人へ 国家と歴史篇

著 者:塩野 七生
出版社:文藝春秋

ローマ人と対話しながら考えた「この国のかたち」。とらわれない思考と豊かな歴史観に裏打ちされた日本人へのメッセージ、好評第二弾


不幸になる生き方 (集英社新書) (集英社新書 547C)

著 者:勝間 和代
出版社:集英社

幸せと不幸を決定的に分ける7つの法則

どうやって不幸を避けて、幸福を呼ぶような行動習慣を身につけていくのか。勝間和代の渾身の書き下ろし「幸福論」。幸福を哲学としてではなく、実践できる技術としてとらえた画期的な一冊。


小説家という職業 (集英社新書) (集英社新書 548F)

著 者:森 博嗣
出版社:集英社

累計1000万部突破の作家の奥の手とは

人気ミステリィ作家がついに明かす、小説家になるための心構え。自らの体験を踏まえつつ、ビジネスとしての小説執筆はどうあるべきかについて、本音で書き下ろした話題作。森三部作第三弾!


フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書)

著 者:河合 太介
出版社:講談社

どんなにがんばって働いても報われないのは、彼らのせい?!
職場中感染すると会社が潰れる。
日本全国で増殖中の「ただのり社員」の実態と対策を実例をあげながら解き明かす。
あなたの会社は大丈夫?

 ●部長の指示をそのまま部下に伝え、部下の仕事の成果をそのまま部長に報告するだけのA課長
 ●いろいろアドバイスを求められたので、親切に教えていたら、その後の報告が何もないBさん
 ●自分が過去配属されていた部署の高業績を自分の功績だと勘違いして、その後社内をたらい回しにされている理由に自分では気がつかないCさん
 ●まわってきた仕事を評論するだけで、自分ではけっして動かないDさん
 ●うまくいきそうなプロジェクトでは「自分が中心でやっている」と主張し、うまくいかなさそうなプロジェクトでは「自分は止めたのに」と責任転嫁するEさん
 ●人事から自分の問題点を指摘されると、「いじめ」「精神的苦痛」を受けたと訴えるFさん
 ●部下が考えてきた企画を「金がない」「そんなことしても無駄だ」「どうせうまくいきっこない」とネガティブ発言ですべて潰すG部長

フリーライダーにさせない、ならないためのノウハウを満載!!


大正野球娘。 4 (トクマ・ノベルズ Edge)

著 者:神楽坂 淳
出版社:徳間書店



「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書 466)

著 者:上念 司
出版社:光文社

◎ 本書内容
日銀総裁の年収は3492万円!
日本経済の長期停滞は日銀にあり!
金融政策を操る「無責任集団」を徹底検証する。

◎ 筆者より
1998年に日銀法が改正され、「日銀貴族」が誕生してから意図的とも言える
デフレ誘導が10年以上も続いています。政府はこれまでに何度もデフレ脱却を
要求していますが、日銀貴族たちはのらりくらりと言い訳ばかりしています。
しかも、国民を混乱させるような世論操作を行っている疑惑すらあるのです。

◎ 目 次
はじめに
序  章  「日銀貴族」誕生秘話
第 一 章  日銀貴族のトンデモ言行録
第 二 章  日銀貴族のトラウマ
第 三 章  日銀法を再改正せよ
おわりに

◎ 上念司(じょうねんつかさ)
1969年東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業(在学中は創立1901年の弁論部、辞達学会に所属)。
日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。
2007年より、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任。
2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。
現在、勝間和代のブレーンの一人として、主に金融政策、財政政策、外交防衛政策等のリサーチを行っている。
著書に『デフレと円高の何が「悪」か』(光文社新書)がある。



<わかりやすさ>の勉強法 (講談社現代新書)

著 者:池上 彰
出版社:講談社

<出版社からの内容紹介>
池上彰氏は、テレビの現場で「わかりやすく伝える技術」を試行錯誤しながら身につけ、磨いてきました。本書のタイトルの「勉強法」は、「机に向かっての勉強」ではなく、「毎日の仕事や生活の中でできる勉強」という意味です。インプットからアウトプットまで、シンプルで、誰でも応用できることばかりです。それらのノウハウを惜しみなく、具体的にやさしく語ります。

<著者からのメッセージ(本書「はじめに」より)>
「わかりやすく伝えたい」と思っている人は多くても、そのためのコツは、なかなか身につくものではありません。そこで、そのための勉強法を紹介し、読者のお役にたてればと考えました。
私自身が、自覚しないまま日頃から実践してきたことを、「自分はどうやっているんだっけ」と自問自答しながらまとめてみました。
 ここで出てくる記者の仕事やキャスターの仕事、芸人さん相手の仕事など、読者にはあまり縁のない世界に思えるかもしれません。しかし、実は、学生にとってもビジネスパーソンにとっても、参考になる点が多々あるはずだと思っています。


略奪されたキス (ハーレクイン・ロマンス)

著 者:ヘレン ビアンチン
出版社:ハーレクイン

家政婦が諸事情でしばらく来られなくなったと聞き、ステファニーは絶句した。ついにジェイクと二人きり、ひとつ屋根の下で暮らす羽目になってしまった!彼女の父が経営する動物診療所に、出張中の父の代理医としてやってきたのがジェイクだった。ハンサムでセクシーだが、傲慢で皮肉屋の彼に、初対面からステファニーは反感を抱いていた。彼のせいで生活リズムは乱され、恋人との仲も険悪になったのだ。そしてある日、彼の元妻からの電話を取り次いだことから、さらに事態はとんでもない方向に動き始めて…。


ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書 467)

著 者:大鐘 良一
出版社:光文社

いまだかつて明かされなかった宇宙飛行士選抜を密着レポート!
2008年2月、日本で10年ぶりとなる宇宙飛行士の募集が、日本の宇宙
研究・開発を担うJAXAによって発表された。応募総数は史上最多。そして、
選抜試験自体も最難関で熾烈を極めるものとなった。
本書は、この選抜試験の取材を日本で初めて許され、さらに候補者10人に絞られた
最終試験では一部始終に密着することに成功した、NHKの番組スタッフによる
ドキュメンタリー。その10人がおかれた閉鎖環境という特殊な状況下で、
彼らは何を考え、語り、行動したのかをつぶさに追ってゆく。宇宙という
極限の環境において、自らの命を賭け、かつ他の乗組員の命をも預かる宇
宙飛行士とはどういう職業なのか。その資質と人間力に迫る!


密会は月夜に―ダイヤモンドの迷宮〈5〉 (ハーレクイン・ロマンス)

著 者:シャンテル ショー
出版社:ハーレクイン

アリスト王国の王女キティは、王室主催のパーティの夜、魅力的なギリシア人大富豪のニコスにメイドと間違われてしまう。明るい妹と違って、内気な彼女は社交が苦手で、男性とつき合った経験にいたってはゼロ。でもだからといって、メイド扱いとはあんまりだ…。ニコスに名前をきかれたキティは、とっさに嘘の名前を告げた。王女だと告げて、哀れみの目を向けられるよりましだと思ったのだ。そのときニコスの力強い指に顎をつかまれ、彼女は驚き、素性を偽ったことを後悔した。このままではメイドと勘違いした彼に唇を奪われてしまう。


愛に迷った理由 (ハーレクイン・ロマンス)

著 者:キャスリン ロス
出版社:ハーレクイン

親友夫妻の事故死の報を受け、キャリーはギリシアへ向かった。夫妻には生後六カ月のリリーがおり、彼女は赤ん坊を引き取って育てる決意を固めていた。ところが現地へ着くなり、キャリーは冷酷な現実に直面する。リリーの伯父アンドレアスが、頑として赤ん坊を手放さないというのだ。あきらめきれないキャリーは必死に頼みこんだが、そんな彼女を嘲笑うかのように、アンドレアスはさらにとんでもない条件をつきつけてきた。彼と結婚し妻として赤ん坊の世話をするか、即刻ロンドンへ帰り二度とリリーに会わないか、どちらかを選べと。


砂のささやき―砂漠の王子たち (ハーレクイン・ディザイア)

著 者:アレキサンドラ セラーズ
出版社:ハーレクイン

ある日ディジーのもとに、親友サミーハから一本の電話が入った。聞けば、サミーハには結婚を約束した相手がいるのに、兄たちが勝手に、王族サラーフとの縁談を進めているという。サラーフの名を耳にしたとたん、ディジーの胸は締めつけられた。サラーフは十年前、ディジーが身も心もすべて捧げた人だ。将来まで誓いあい、最後は互いを憎むようにして終わった恋。サミーハは、昔の恋人であるディジーがサラーフを誘惑すれば、彼から縁談を断ってくるはずだと考えているらしい。親友に泣きつかれ、ディジーは複雑な思いを抱えたままひとまず砂漠の国バラカットの地に降り立った。そこにはもはや少年ではない、シークとなったサラーフがいた。


悪魔祓い (岩波文庫)

著 者:ル・クレジオ
出版社:岩波書店

インディオの世界をはじめて眼にしたときの驚きと、無文字社会に生きながらも、あらゆる書字言語(エクリチュール)に先行する叡智を保持し、近代人の病である〈所有〉という概念に抵抗するインディオ社会の宇宙観。ヨーロッパ文明とインディオ社会のヴィジョンの対立をストレートに描く、ル・クレジオの記念碑的著作。現代文明批判の書。(カラー版)


誰も知らない結婚―異国の王子さま〈3〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

著 者:リン グレアム
出版社:ハーレクイン

「ロエルが交通事故に遭って、姉さんに会いたがってるそうよ」仕事先から帰宅したとたん、妹の緊張した声が耳に飛びこみ、ヒラリーの顔からゆっくりと血の気が引いた。ロエル―生涯にただひとりの、胸に秘めた恋人。彼のいるジュネーブの病院へ飛んでいきたい。だが四年前、ある条件と引き替えにロエルと偽装結婚をして以来、彼とは一度も会っていなかった。なぜ今ごろ、名ばかりの妻である私が呼ばれたのだろう?ヒラリーは迷ったすえに、スイス行きを決意した。


眠れぬ夜はボスと (ハーレクイン・ロマンス)

著 者:キャロル モーティマー
出版社:ハーレクイン

父親と婚約者を同時に事故で亡くしたアンディは、残された負債の返済のため、辣腕実業家ライナスの秘書として働くことになった。決まった恋人をつくらず、次から次へと女性を替えて独身貴族を謳歌するボスを横目に見ながら、なぜかアンディは彼を嫌いになれずにいた。哀しみのどん底でうちひしがれていた彼女に真っ先に救いの手を差し伸べ、励ましてくれたのはライナスだったから。あるとき、出張でスコットランドを訪れたアンディは猛吹雪に遭い、小さなパブの一室で、ボスと二晩を共に過ごさねばならなくなった。私は耐えられるかしら?吹雪以上に強烈なライナスの誘惑に…。


リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書 464)

著 者:増田 弥生
出版社:光文社

【問1】あなたの会社が地球上からなくなったら、人類は何を失いますか?
【問2】あなたが職場から去ったとして、五年後、会社に何を残した人物として紹介されたいですか?

今、あなたの会社や部署は、この地球上でどんなユニークな使命を持っているのでしょうか?
あなたは、それを家族や友だちを相手に、語ることができるでしょうか?
もしもあなたが、新入社員だったとしても、この視点を持って働いてみましょう。

経営者から新入社員まで、リーダーシップの本質について「気づき」を得られる一冊。
グローバル企業で活躍したリーダー


愛を願いし王女 (ハーレクイン・ディザイア)

著 者:ミシェル セルマー
出版社:ハーレクイン

モーガンアイルの王女メリッサは、国同士の親交をはかるべく、隣国トーマスアイルへと向かった。王女といえど亡き王国の隠し子であったため、周囲の目は冷たく、メリッサはいつも孤独を感じていた。今回の訪問は、そんな彼女に任された初めての公務だ。不安を覚えつつ隣国の飛行場に降り立つと、温かく迎えてくれたのは次期国王のクリス王子だった。しかも二週間の滞在中、彼がメリッサの相手をしてくれるという。魅力的で親しみやすいクリスに、メリッサはたちまち心を開いた。彼がほほ笑みの裏に残酷な計画を秘めているとは、夢にも思わずに。


夢のデザートをどうぞ (ハーレクイン・イマージュ)

著 者:バーバラ マクマーン
出版社:ハーレクイン

サラはいまだに自分の幸運が信じられなかった。働き始めたばかりのギリシアのリゾートホテルの厨房から、エーゲ海を巡るクルーザーのシェフへ―。ホテルのオーナー、ニコス・コンスタンティノスが客を招き、一週間の船旅を楽しむ間、料理の腕をふるうことになったのだ。船の専属シェフが急病で倒れたための臨時の仕事だったが、サラにはニコスに近づける、思ってもみないチャンスだった。ニコスから彼の祖父へ、さらに祖父の再婚相手の女性へと…。その女性こそ、まだ見ぬサラの祖母、エレニに違いないからだ。この旅の間にエレニに会いたい。いいえ、どうしても会わなければ。サラは、亡き母から託された祖母への手紙に、そっと手をあてた。


エーゲ海の花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)

著 者:ケイト ヒューイット
出版社:ハーレクイン

リアノンは親友の産んだ赤ん坊を連れて、オープンしたばかりの高級リゾートにやってきた。リゾートの持ち主は、世界的に有名なギリシアの不動産王―ルカス・ペトラキデス。親友は赤ん坊の父親がルカスであると告げたのち、亡くなった。苦労の末、リアノンはルカスに会って事情を伝える。だが、彼は自分が父親であることを真っ向から否定したばかりか、リアノンが金目当てのゆすり屋だと誤解する始末だ。マスコミの目を警戒するルカスに連れられ、リアノンはエーゲ海にあるペトラキデス家所有の島へ向かうはめに。


ウツになりたいという病 (集英社新書) (集英社新書 546I)

著 者:植木 理恵
出版社:集英社

急増する“ウツもどき”への処方箋!

薬が効かないウツ症状が急増中。他人を攻撃し自己反省はしない新タイプの抑ウツ感、“ウツもどき”の流行を分析。その処方箋は徹底的に自身の心の傷に向き合うことにある。気鋭の心理学者の提言。


あなたの面影を (ハーレクイン・イマージュ)

著 者:レイ モーガン
出版社:ハーレクイン

私は夢を見ているのかしら?ダイアナの家に、十年ぶりにキャムが突然訪ねてきた。父に虐待されていたあのころ、唯一の心の支えだったキャム。だが彼の家族は、二人の単なる友情にさえ露骨に嫌悪を示した。名家の御曹司とダイアナとでは、住む世界が違いすぎたのだ。キャムが街を出たあと、ダイアナは生きる希望を失い、彼の面影を胸に生きてきた。なぜ今になって戻ってきたの?理由を聞いたダイアナは色を失った。キャムが結婚するなんて。


平凡物語(上) (岩波文庫)

著 者:ゴンチャロフ
出版社:岩波書店

『平凡物語』(1847年)はゴンチャロフ(1812-1891)の出世作であり、『オブローモフ』『断崖』とともに長篇三部作を成す。ロマンチシズムを抱く感激屋で未経験な青年アレクサンドル。人生経験豊富で海千山千の叔父ピョートル。両極端な2人のやり取りが、ユーモアをまじえながら対比的に描かれる。(全2冊)


星空と豪華客船の夜に (ハーレクイン・ディザイア)

著 者:ニコラ マーシュ
出版社:ハーレクイン

内気で地味な自分にさよならを告げる旅に出よう!ラナは一大決心をして、南太平洋を巡る豪華クルーズに参加した。意気込んだものの、結局いつもと同じような紺のスーツ姿で船に乗り込んだ彼女は、タラップでさっそく転びそうになった。「危ない!」うしろからたくましい腕に支えられ、びっくりしてふり返った彼女の目に飛びこんできたのは、まぶしいほど白い制服を着て、海よりも青い目をした男性の姿だった。「お、驚かさないで」思わず口走り、ラナは自分を罵りたくなった。せっかく助けてくれたのに、なんという気の利かない台詞だろう。ところが彼は、からかうような笑みを浮かべてラナを見つめ…。


夏が運んだ恋 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

著 者:スーザン マレリー
出版社:ハーレクイン

看護師のメリッサは、入院患者ローガンの世話をしている。彼は角膜を痛めているため一時的に目が見えない状態にあり、不安のせいか、何かにつけて突っかかってくる厄介な患者だ。退院後に住み込みでローガンの介護をするという話があるが、メリッサはその仕事を引き受けるかどうか悩んでいた。それは彼がわからず屋だからではなく、魅力的すぎるからで…(『思い出の夏にしないで』)。アンのもとに、コロラドからジェイクという男が訪ねてきた。十三年前、アンが出産後に手放した娘ローレルの養父だ。ジェイクの妻が亡くなって以来、ローレルはしきりに、産みの親に会いたがるようになったという。会いに行ったアンを、ローレルはすんなり受け入れたばかりか、ここで一緒に暮らしたいと言い出した(『女神とカウボーイ』)。


世界の野菜を旅する (講談社現代新書)

著 者:玉村 豊男
出版社:講談社

起源、伝播の歴史から、美味しい料理法まで
世界各国の野菜を知り尽くす一冊!

第1章 赤ん坊はキャベツから生まれる 
第2章 ジャガイモがタラと出会った日 
第3章 トウガラシはなぜ辛いのか 
第4章 ナスは貧乏人が食べる 
第5章 サトイモのナショナリズム 
第6章 テンサイがつくった砂糖 



心のなかのプリンセス (ハーレクイン・イマージュ)

著 者:マーナ マッケンジー
出版社:ハーレクイン

デルフィネはゼノーラ王国のプリンセス。許婚との結婚を前に、三カ月間だけ、城の外に出て自由に過ごすことが許されていた。とは言え、人一倍好奇心が強い彼女の身を案じて、兄の親友のオーウェンのもとに送られてしまう。オーウェンはモンタナの広大な自然に囲まれて暮らす牧場主。初めは、彼の監視つきなのが気にくわなかったけれど、身分を隠して体験する外の世界に、彼女は夢中になってしまった。牧場で出す料理作り、町のホールでの楽しい食事とダンス…。そしてそんなとき、いつもそばで見守ってくれるオーウェン。いけないとは知りながら、デルフィネは彼が好きになっていた。


八王国記 五 鬼神光臨 (トクマ・ノベルズ Edge)

著 者:麻木未穂
出版社:徳間書店



京都 夏の極めつき (光文社新書 468)

著 者:柏井 壽
出版社:光文社

涼しい山中の寺院を訪ね、ご神水でのどを潤し、名店の鮎に舌づつみ、琵琶湖でクルーズ----思いがけない「夏」の魅力満載の本格ガイド。四季ごとに京都を巡るシリーズ第一段!


王冠の行方〈4〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

著 者:モーリーン チャイルド
出版社:ハーレクイン

ペンウィック王国にまつわるスクープを求め、テレビリポーターのジェイドは宮殿にやってきた。ところが護衛官として現れたのは、かつての夫J・T!「昔のよしみで中に入れて」ジェイドは頼んだが、彼はつれなく断ると、悠然と宮殿の中へ消えていった(『閉ざされた王宮』)。アメリカ留学中のセーラは、ペンウィック国王妃の命を受け、王位継承者の可能性のある青年を王国へ連れて帰ることになった。空港に現れたシェーン・コーデロを一目見た瞬間、セーラは熱い気持ちをかき立てられた。十六時間のフライト中、ずっと彼と二人きりだなんて…(『囚われたプリンス』)。


グスタフ・マーラー――現代音楽への道 (岩波現代文庫)

著 者:柴田 南雄
出版社:岩波書店

「やがて私の時代が来る」と自己の前衛性を確信していたグスタフ・マーラー。彼の交響曲は自由で柔軟、感傷的で情感的、また急激な大爆発を起こすなど、近代人の知性と矛盾をさらけ出している。著者はマーラーの作品の背後に非西欧世界にも及ぶ広大な音楽文化圏の存在を見いだし、現代音楽への道を切り開いていった彼の歩みを跡づける。(解説=岡田暁生)


南国の花嫁―記憶をなくしたら (ハーレクイン・リクエスト)

著 者:ケイ ソープ
出版社:ハーレクイン

深い眠りから覚め、カレンは目を開けた。そこはロンドンの自宅ではなく、太陽の光あふれる見知らぬ部屋だった。手を握られていることに気づき視線を上げると、ハンサムな浅黒い肌の男性がこちらを見つめている。「やっと戻ってきたね」男性が言った。どういう意味?それに、この人はいったい誰なの?カレンがその質問をぶつけると、彼は一瞬言葉を失ってから言った。「僕は君の夫だ」カレンは凍りつき、目を見開いた。


甘美な企み―地中海の恋人 (ハーレクイン・リクエスト)

著 者:ジュリア ジェイムズ
出版社:ハーレクイン

「なんとしても彼女をステファノスから遠ざけてちょうだい」そう姉に頼まれて、ニコスはうなずいた。どうやら、姉の夫ステファノスが、若い女性にうつつを抜かしているらしい。ニコスはその女性、ジャニーンを誘惑して自分に夢中にさせ、ステファノスと別れさせることにした。そっそく彼女に近づき、声をかけたニコスは快哉を叫んだ。これほどの美人が相手なら、ぼくにとっても今回の計画は楽しいものになりそうだ。それにしても、彼女は男を手玉に取るようなタイプには見えないのだが…。


マッツィーニ 人間の義務について (岩波文庫)

著 者:マッツィーニ
出版社:岩波書店

近代イタリア建国の志士マッツィーニ(1805-72)。権利に先立つ義務を説き、民族を意職の共有と捉え、ヨーロッパの調和の中に祖国統一を唱えた。この思想家・教育者・革命家の言葉は、EUなど今日の西欧の姿を予言し、時空をこえて現代日本の労働者にも女性や子供にも伝わる。人権感覚あふれる19世紀の名著。(解説=藤澤房俊)


ボスはドクター―恋人はドクター (ハーレクイン・リクエスト)

著 者:ジュディス マクウィリアムズ
出版社:ハーレクイン

横暴で身勝手な母親に仕え、奴隷のように生きてきたジーナは、自分らしく生きるために家を出ることにした。車に全財産を積んで旅の途中、バーで食事をしている間に車を盗まれてしまう。茫然とする彼女に向かって、先ほどバーで話した男性がギプスをはめた腕を見せて言った―しばらくの間、うちで家政婦として働いてくれないか、と。ためらいと不安をおぼえつつも、ほかに行くあてのないジーナはうなずくしかなかった。


甘い週末―シンデレラに憧れて (ハーレクイン・リクエスト)

著 者:ローラ ライト
出版社:ハーレクイン

アビーはタナー・エンタープライズの郵便仕分け室で働いている。職場はいつも社長C・K・タナーの噂で持ちきりだ。有能なビジネスマンにして、ハンサムな億万長者のプレイボーイ。女なら誰もがあこがれて当然だ。ただアビーだけは慎重にタナーを避けていた。身分違いの相手に恋したらどうなるか、身にしみて知っている。傷つかないためにも、絶対に近づいたりしないほうがいい。実際、この一年半、毎日社長室に郵便物を届けているけれど、話したことはほとんどない。きっと彼はわたしの名前も知らないだろう。ところがその日、郵便物を受け取ったタナーは、微笑を浮かべて、こう言ったのだ。「ありがとう、アビー」さらに驚くべきは、そのあと彼の口からこぼれ出た言葉だった。「この週末、僕に同行して、妻役を演じてもらえないだろうか」。


私の読書遍歴――猿飛佐助からハイデガーへ (岩波現代文庫)

著 者:木田 元
出版社:岩波書店

忍術小説に熱中した少年が、なぜハイデガーの研究者になるにいたったか。敗戦後の混乱期、あてどなく本を読みあさるうちにドストエフスキー、キルケゴールに出会う。そしてハイデガーの『存在と時間』を読まずにいられなくなり哲学研究の道へ。難解な哲学書のわかりやすい翻訳で知られる著者の約70年に及ぶ読書体験記。


ルポ 差別と貧困の外国人労働者 (光文社新書 465)

著 者:安田 浩一
出版社:光文社

◎ 本書内容
日本は、これまで外国人を
社会の一員として明確に認識したことがあっただろうか。
中国人と日系ブラジル人労働者を中心に、
彼らの心の痛みに耳を傾けた渾身のルポルタージュ。

◎ 本文より
【その言葉が、いまでも頭から離れない】
岐阜の縫製工場で働いていた6名の中国人女性実習生は、
あの晩、私に向かって「人間じゃないみたいでしょう」と訴えた。
朝7時から夜10時まで、ずっとミシンを踏み続けた。
休日は月に1日のみ。夜間外出も外泊も禁止されていた。
毎月の基本給は5万円。生活費として現金支給されるのは1万5000円。
残業手当は時給300円だった。

◎ 目 次
はじめに
第 一 部  中国人が支える、日本の底辺重労働
第 二 部  日系ブラジル人、移民たちの闘い
おわりに

◎ 安田浩一(やすだこういち)
ジャーナリスト。1964年静岡県生まれ。
週刊誌、月刊誌記者などを経て2001年よりフリーに。
事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。
著書に『外国人研修生殺人事件』(七つ森書館)、
『JALの翼が危ない』『JRのレールが危ない』(以上、金曜日)、
『告発!逮捕劇の深層--生コン中小企業運動の新たな挑戦』(アットワークス)、
共著に『雇用崩壊』(アスキー新書)、『肩書だけの管理職--マクドナルド化する労働』(旬報社)などがある。



自立が苦手な人へ―福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ (講談社現代新書)

著 者:長山 靖生
出版社:講談社

【著者からのメッセージ】
今、ちゃんと自立できている人はどれくらいいるのだろう。
長引く不況で経済的な自立はますます困難になっている。
四十すぎても親に援助をしてもらっている人も少なくない。
そういえばどこかの元首相も……。
だいたい現代日本では、国家自体が自立できていないという問題もある。
かくいう私も、子育てでは親に依存しているので、大きなことは言えない。
はっきりしているのは、いまや自立は大人の出発点ではなくて目標になりつつあるということだ。
「自立」について徹底的に考え、生活と社会を立て直したい。

【目次】
第一章 現代人が直面している「困難」の正体
第二章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
第三章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」VS.漱石的「覚悟」
第四章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第五章 弱者化する日本人
第六章 自立した個人と共同体の再生



大阪ことば学 (岩波現代文庫)

著 者:尾上 圭介
出版社:岩波書店

注文された品物がないときは「おまへん」ではなく「おまへんねん」と答える。動物園の檻の前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。(序文=金田一春彦、解説=井上宏)


肺が危ない! (集英社新書) (集英社新書 545I)

著 者:生島 壮一郎
出版社:集英社

こんなに恐ろしい、喫煙と肺気腫の末路

臨床医、産業医を勤める著者が、診療を通じて得られた日々の実感から「COPDで苦しみながら死んでいくことの恐怖」、「肺と呼吸の大切さ」を分かりやすく語る。


一番じゃなきゃダメですか?

著 者:蓮舫
出版社:PHP研究所

歯に衣着せぬ物言いで一躍「怖い女」になった蓮舫氏。政治家と双子の母を両立する彼女は何を思い、何を成し遂げようとしているのか。


0 件のコメント:

コメントを投稿