日本代表の冒険南アフリカからブラジルへ (光文社新書 504)
日本代表の"冒険"の終わりと始まりを克明に再現
◎そこで何が起こっていたのか?
【内容紹介】
2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会、AFCアジアカップ2011を密着取材。絶望的に前評判の低かった日本代表チームは、南アフリカの地でいかにベスト16進出を勝ち取ったのか?
そしてザッケローニ新監督を迎え、アジアカップ優勝を飾った新生日本代表は、どのような思想で次のブラジル大会を目指すのか?
さらに、スペイン優勝で幕を閉じた大会後、世界のサッカーの潮流はいずこへ向かうのか?
ワールドカップ期間中、スポーツポータルサイト「スポーツナビ」で毎日連載された「日々是世界杯2010」をベースに、南アフリカにおける日本代表の"冒険"の終わりと始まりを克明に再現。
あの死闘と歓喜とブブゼラの音が、35枚のカラー写真とともに蘇る
【著者紹介】
宇都宮徹壱(うつのみやてついち)
1966年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、TV制作会社勤務を経て、97年にベオグラードで「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。旅先でのフットボールと酒をこよなく愛する。著書に『ディナモ・フットボール』(みすず書房)、『股旅フットボール』(東邦出版)。近著『フットボールの犬欧羅巴1999‐2009』(東邦出版)は第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。
インドネシアのラマレラ村は、銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。漁師たちは人間の絆と能力を振り絞って、獲物を追う。19年にわたりその太古鯨漁の詳細を取材した雄渾なドキュメンタリー。
【初めての告白】
ベストセラー『しがみつかない生き方』の精神科医が、
幼少時代から仕事、恋愛、家族、そして「死」までを語る。
◎ 内 容
「いささか恥ずかしい内容があったり、
やっぱり『自分じゃこんなこと、書かないよ~』
と思う描写も多々出てくるのですが、
だからこそ逆に、本書は私の著作の中でも類を見ないような内容になっていると、
いま振り返ってみて思います」
(「はじめに」より)
----精神科医として、大学教授として、
テレビや雑誌など様々なメディアで活溌に発言する存在として、
香山リカは多面的な活動を続けている。
だが、その素顔については、意外に知られていないのではないだろうか。
幼少時代、上京、受験失敗、就職、仕事、
「香山リカ誕生秘話」、そして恋愛・結婚、老い・別れまで。
いま初めて語られる、その知られざる半生。
◎ 目 次
はじめに
第 1 章 原風景 ---- 父と母からの影響
第 2 章 受験失敗 ---- 入口と出口はちがう
第 3 章 就 職 ---- パンのために働く大切さ
第 4 章 仕 事 ---- 替えのきく存在でいい
第 5 章 恋愛・結婚 ---- 自分を見失うほどハマらない
第 6 章 老い・別れ ---- 死とどう向き合うか
おわりに
◎ 著者プロフィール
香山リカ(かやまりか)
1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒業。
精神科医、立教大学現代心理学部教授。
豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、
政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。
著者に『しがみつかない生き方』『親子という病』など多数。
鈴木利宗(すずきとしむね)
1972年静岡市生まれ。早稲田大学在学中に応援部主将(応援団長)を務める。
卒業後、スポーツクラブのトレーナー、警備員など様々な職種を経て、
2000年よりルポライターに。
「女性自身」の人物ドキュメンタリー《シリーズ人間》をはじめ、
各週刊誌やスポーツ誌などで執筆している。
ジャーナリズムに生きて――ジグザグの自分史85年 (岩波現代文庫)
欧州では社会主義政党が今も健在、
トンチンカンな和製左翼とは無関係
資本主義が行きづまった今、社会主義を一から正しく理解する
社会主義は、共産主義でも、マルクス主義でも、革命家の思想でもない!
わが国では、社会主義と聞くと、マルクスの唱えた共産主義、革命派の思
想、労働運動の精神、などといったイメージで理解される。しかし、社会
主義の誕生から、その辿った歴史を見ると、様々な紆余曲折を経ており、
一筋縄で解釈できるものではないことが分かる。実際、かつては社会主義
の唱道者と労働者は乖離し、また、労働運動とも連動していなかった時期
があるのだ。本書は、社会主義思想を生んだ産業革命以降の西欧とロシア、
さらに日本における受容と変遷を俯瞰しながら、可能な限り冷静かつ客観
的に、社会主義を捉えなおす試みである。
【著者プロフィール】
薬師院仁志(やくしいんひとし)
一九六一年大阪市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(教
育社会学)中退。京都大学助手、帝塚山学院大学専任講師、同大学助教授
を経て、二〇〇七年より同大学教授。主な専攻分野は社会学理論、現代社
会論、教育社会学。著書に『英語を学べばバカになる--グローバル思考とい
う妄想』『日本とフランス 二つの民主主義--不平等か、不自由か』(以上、
光文社新書)、『禁断の思考--社会学という非常識な世界』『地球温暖化論へ
の挑戦』(以上、八千代出版)、『民主主義という錯覚』(PHP研究所)が
ある。
体験ルポアメリカ問題児再生教室―殺人未遂、麻薬、性的虐待、崩壊家庭 (光文社新書 506)
◎公立小学校で手に負えないと判断された問題児童を再生させる特別学級の知られざる内実と、アメリカ社会の病理を、同学級の教師を務めた著者がルポ。
◎「全米Opportunity Schoolの報告によれば、75パーセントの子が、
この再生教育でベターライフを手にしている」(本文より)
【内容紹介】
本書の舞台は「Opportunity
School」と呼ばれる特別学級だ。Opportunityとは、「機会」や「チャンス」の意で、公立小学校で手に負えないと判断された児童を再生させるプログラムだ。そこに送り込まれるのは「担任教師を殺そうとした」「虐めっ子に銃を向けた」「ギャングの兄に麻薬の売人を強要された」「同居する叔父に性的虐待を受けた」「同性愛者の高校生にレイプされた」「両親とも刑務所に服役中」などの児童だ。「Opportunity
School」の教師は、彼らにどのように接するのか? こういった仕組みが子供たちの立ち直りに有効なのか?
そもそも何が悲惨な状況を生み出しているのか? 自ら同校の教壇に立った著者による、白熱のルポ。
【著者紹介】
林壮一(はやしそういち)
一九六九年埼玉県生まれ。東京経済大学卒。大学時代にボクシングジムに所属し、ジュニアライト級でプロテストに合格するも、左肘に怪我を負いプロボクサーを断念。週刊誌の記者を経てノンフィクションライターとなる。九六年渡米。二〇〇六年九月、一〇年の取材を重ね、黒人でワールドチャンピオンとなった五人のボクサーのその後を追った『マイノリティーの拳』(新潮社)を上梓。以来、弱者の目線から見た米国の姿を追い続ける。著書に『メジャーリーグ・オブ・ドリームズ』(アスコム)、『神様のリング』(講談社)、『アメリカ下層教育現場』『ドキュメント
底辺のアメリカ人』(以上、光文社新書)がある。
反日デモ、尖閣問題など日本への影響も大きい中国の「言論の自由」。大衆の言論空間への参加を質・量ともに激増させたインターネットの危うさ、メディア管理の限界に立つ政府の姿などを鮮明に描く!
平安貴族や千利休や坂本龍馬はどんな「坐り方」をしていたのか? 私たちが何気なく行っている「坐る」という動作には、日本文化の基層に触れる奥深さがある。目から鱗の画期的論考!
犬は「しつけ」でバカになる―動物行動学・認知科学から考える (光文社新書 505)
また、「しつけ、しつけ」という前に、改善すべき問題があるということです。日本の犬の流通の問題をこのままにしておいて「しつけ」論だけを唱えるのは全くナンセンスというべきでしょう。日本特有のイヌの流通システムがイヌを壊しているという事実を、本書では詳らかにしています。
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