2010/04/17

2010/4/17 発売の文庫と新書

人の10倍の「仕事量」をこなす技術

著 者:五十棲 剛史
出版社:PHP研究所

「できる人に仕事が集まる」のはどんな会社でも同じこと。
だが、膨大な仕事量に四苦八苦しているようでは、さらなるステップアップは望めない。
「余裕を持って働きながら、膨大な仕事を涼しい顔でこなし、最高の成果を上げる」
というのが、できるビジネスパーソンの理想像と言えるだろう。

本書は船井総研の有名コンサルタントが、仕事の質を保ちつつ、膨大な仕事量をどうこなしていくかを、自身の実体験を踏まえて説くもの。
「選択と集中の重要性」
「人に仕事を振られない人になれ」
「課題は必ずその場で解決」
といったマインドから、
「メールはなるべく使わない」
「効率的なスケジューリング方法」
「アポは決め打ちで取る」
などの具体論まで、縦横無尽にその極意を明かす。


自由への道(四) (岩波文庫)

著 者:サルトル
出版社:岩波書店

戦争か平和か――高まる緊張、巷に流れる『待ちましょう』の曲。召集兵はドイツ国境に近いナンシーを目指し、傷病人は慌ただしく貨物車で移送される。束の間の邂逅と別離、そこにほの見える自由と平和の意味。ついにミュンヘン会談が幕を開ける。1938年9月、この「猶予」の先に何があるのか? 第二部完。(全六冊)


イタリアのおもかげ (岩波文庫)

著 者:ディケンズ
出版社:岩波書店

1844年7月、32歳のディケンズは家族とともにイタリアに向けて出発した。ジェノヴァを拠点に、およそ1年にわたって、ヴェネツィア、ピサ、ローマ、ナポリなど各地を見て回った。本書はディケンズ独特の観察眼が発揮された臨場感あふれる紀行文となっており、随所に滲み出ているカトリック批判はとりわけ印象深い。本邦初訳。


モーム語録 (岩波現代文庫)

著 者:
出版社:岩波書店

「人生にはなぜとか、何のために、というようなことはまるでない」――自分の好奇心のままに人生と人間を眺め、人気を博した文学者サマセット・モーム。融通無碍でちょっとシニカルなモームの言葉は、閉塞する現代社会にも風穴を開けるおもしろさを持つ。本書では、日本で初めて紹介されるインタビュー記事なども含め、約400フレーズをセレクト。楽しくタメになる箴言集です。(岩波現代文庫オリジナル版)


狭山事件の真実 (岩波現代文庫)

著 者:鎌田 慧
出版社:岩波書店

1963年の事件発生から半世紀近く、今も石川一雄氏の再審を求める闘いは続く。当初無実を主張しながら後に自供し、第一審死刑判決後まで女高生殺害の自白を維持したのはなぜか。石川氏が無罪であるという根拠とは何なのか。数々の新証拠を踏まえ、出獄後の長時間インタビューで事件の闇に初めて迫る衝撃作。


思想の折り返し点で (岩波現代文庫)

著 者:久野 収
出版社:岩波書店

ベルリンの壁の崩壊前後に「朝日ジャーナル」誌でおこなわれた2回の対談。戦後論壇の重要テーマや現代の論点を自由にそして熱く語り合う本書は、久野・鶴見『現代日本の思想』と久野・鶴見・藤田省三『戦後日本の思想』の続編的性格をもつと同時に、この二人の思想家への平易な入門書ともなっている。(解説=中川六平)


新編 平和のリアリズム (岩波現代文庫)

著 者:藤原 帰一
出版社:岩波書店

権力闘争としての国際政治の実情を前提としたうえで、平和の条件を粘り強く探ってゆくこと。そうした著者の知的挑戦は、現代世界に生起する諸問題を前に、時論という形で展開されてきた。冷戦終焉から9・11事件、イラク戦争を経て、日米の民主党政権の誕生までの論考を収める。2004年の旧版を全面的に再編集。


防雪林・不在地主 (岩波文庫)

著 者:小林 多喜二
出版社:岩波書店

「目付かって、たまるもんけ」――秋味(鮭)の密漁で石狩川の冬を凌ぎ、渾身の力で地主に抗う農民の若者を描いた未定稿「防雪林」。その主題を発展させ、道庁小役人の背後にうごめく都会の搾取を暴いた「不在地主」。貧困と正義を問い、29歳で国家に殺された多喜二の、故里の言と魂こもる北海道小説。(解説=江口渙・島村輝)


そのまま使える!ビジネスメール英文集

著 者:トラビス・T・クラホネ
出版社:PHP研究所

「いつもお世話になっております」
「よろしくお願いいたします」
といった基本表現や、
「納期」「見積もり」「注文」
といったビジネス用語は、どう表現する?――

「国際化の時代」と叫ばれて久しく、ここ数年で英文Eメールのやりとりをする機会は飛躍的に増加した。
しかし、書き出しや微妙な表現に悩み時間がかかってしまうことも多いはず。かといって、急いで書いて誤解されては大問題。
そんなとき、「そのまま使える英文の例があったらな……」と、考える方のニーズに応えるのが本書。
在米ビジネスマンが実際に使う文章を500例紹介。
索引も充実し、これさえあれば、英語でのやりとりも磐石という一冊。
英語はからっきしダメという方から、英会話はお手の物という方まで、海外とのビジネスの効率を上げる必携の書である!


「ビジネスの常識」が一冊でわかる本

著 者:内山 力
出版社:PHP研究所

「営業だからITにはうとい」
「経理の私に経営戦略なんて言われても困る」
「製造についてはプロだが、その後の流通のことはよく知らない」
――これでは“常識人”失格。
経営、組織、会計、マーケティング、流通、IT、経済、法律……あらゆるジャンルの“常識”を知らねば、激変するビジネス界で生き残ってはいけないのだ。

本書はたった200ページにこれらすべてを凝縮。
TOB、持株会社、CSR、キャッシュフロー、限界利益、CRM、RFID、ゼロサムゲーム、PPM、ERPなど、
知っているようで知らない言葉の意味と、それらをどう学べば効率がいいかという「学習法」まで伝授。

スピーディかつ体系的にあらゆるビジネスの常識を身につけられる、常に座右に置いておきたい一冊!


タッソ エルサレム解放 (岩波文庫)

著 者:トルクァート・タッソ
出版社:岩波書店

イタリア・バロック文学最大の詩人トルクァート・タッソ(1544-1595)による長篇叙事詩(抄)。第一次十字軍遠征におけるキリスト教徒と異教徒の英雄たちの激烈な戦いと悲劇的な死、十字軍の勇士と異教徒の女戦士の報われぬ愛、美貌の若武者を虜にする魔女の色香……。『神曲』『デカメロン』などと並び称されるイタリア文学の古典。


アメリカ大統領が死んだ日――一九四五年春、ローズベルト (岩波現代文庫)

著 者:仲 晃
出版社:岩波書店

カリスマ的指導者ローズベルトの急逝は、極めて衝撃的だった。それが20世紀世界史に投げかけた意義とは何か。米国の戦後はいかに始まったのか。そして大統領の秘められた恋の行方とは。本書は、膨大な文献や資料に依拠して、米国での戦後の開始を縦横に描きだした異色のドキュメント。(岩波現代文庫オリジナル版)


空中軍艦大和1944

著 者:桂 令夫
出版社:イカロス出版

昭和初期に大流行し、かつての少年たちの心を躍らせた、SF冒険小説風の文体で描かれる熱血軍事冒険小説。著者はTRPGや歴史・戦史などの著作で知られる桂令夫、監修は軍事評論家として活躍中の松代守弘。イラストを手掛けるのは『MC☆あくしず』や『ミリタリー・クラシックス』でもド派手なバトルイラストでお馴染みの上田信。

<あらすじ>
史上最大最強の戦艦「大和」の建造に携わる日本海軍技術士官の白瀬大尉はある日、謎の科学者アオシマ老人と出会う。そしてアオシマ老人がもたらした不思議な器械によって、「大和」は空飛ぶ戦艦「空中軍艦」に生まれ変わるのだ! 立ち塞がるのは猛将ハルゼー率いる機動部隊、智将スプルアンスが仕掛ける巧妙な罠、そして禁断の兵器・原子爆弾…。数々の困難を排し、「大和」は日本を救うことが出来るのか?


聊斎志異(下) (ワイド版岩波文庫)

著 者:蒲松齢
出版社:岩波書店

下巻には、長短とりまぜて41篇の怪異譚を収める。わずか2ページ足らずの簡単な異聞の記録もあるが、筆者の手にかかると、現実にはありえない話も、一読、目に見えるような精彩を放つ。秀才の誉れ高かったにもかかわらず世俗的には不遇の一生をおくったと伝えられる筆者は、よほどの人間通であったに違いない。(全2冊)


聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫)

著 者:蒲松齢
出版社:岩波書店

全篇ことごとく神仙、狐、鬼、化け物、不思議な人間に関する話。中国・清初の作家蒲松齢(1640-1715)が民間伝承から取材、豊かな空想力と古典籍の教養を駆使した巧みな構成で、怪異の世界と人間の世界を交錯させながら写実的な小説にまさる「人間性」を見事に表現した中国怪異小説の傑作。(全2冊)


「日本よい国」構想 ―豊かで、楽しく、力強い日本を!―

著 者:山田宏
出版社:ワック

■目指すべき日本の姿がここにある!

“杉並改革”を新しい日本のモデルに!――「地方行政も国政も日本を変える一つの道」と、杉並区における10年間におよぶ行政改革の実績をひっさげ、ふたたび国政にチャレンジする山田氏。「よい国つくろう!」の理念のもと、同氏が訴える「日本人のあるべき姿」「日本国のあるべき姿」とはどのようなものか? そして、「めざすべき本物の政治」とは?

杉並区の財政健全化を果たし、「減税自治体構想」を打ち出すに至った、その闘いの軌跡も収録。

すべての日本人に、発言し行動していく“自信と勇気”を与えてくれる一冊!


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